あなたの為の一周忌情報

2019年12月08日

喪主となる務めがあるお通夜の流れ

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喪主となれば、まず、お通夜の前に故人のご遺体を納棺しますが、大抵は葬儀社のスタッフが行うので、棺に納める品を選んでおきましょう。遺族と親しい人たちだけで故人と最後の一夜を過ごすものの、一般弔問客による別れの場にもなります。

お通夜の間は、喪主や遺族は故人の側に付き添うもので、動き回らず、というのが鉄則です。弔問客への応対や雑務は葬儀社や係りに任せます。席次では、棺に近い位置に喪主が座り、焼香する際の弔問客には黙礼で返しましょう。

相手が目上であっても無礼にはなりません。通夜ぶるまいでは、地域による違いもあるでしょうが、酒食をふるまい、感謝を込めて弔問客をもてなすようにしましょう。多人数の弔問を想定した段取りであったり、僧侶との打ち合わせも行います。

もちろん、葬儀社との打ち合わせも必要で、式の進行と段取り、さらに供物や供花の位置、通夜ぶるまいの料理の確認もします。焼香が終わり、僧侶が退場してから弔問客への感謝を述べ、通夜ぶるまいの案内をしますが、挨拶は弔問客が揃っている開式前に繰り上げることも近年増えています。挨拶では、個人への名指しの感謝はふさわしくありません。あくまでも全体への感謝で、次に故人のことを話します。具体的には自分と故人の関係、故人の略歴や功績、最後にお世話になったことへの感謝を伝えましょう。別室にささやかではあるものの、席を用意していること、供養のためにも寄ってもらいたい旨も添えましょう。